行政書士になるためには、まず行政書士になるための
資格を持っている人でなければいけません。

その資格を持っている人とは、
1.国家試験である行政書士試験に受かった
2.弁護士、公認会計士、税理士、弁理士となる資格を有している
3.20年以上公務員として行政事務に相当する事務に従事した
のいずれかに該当する人です。これらの資格を持っていれば
日本行政書士会連合会の行政書士名簿に登録をすることで
初めて行政書士と名乗れることになります。
行政書士名簿に登録せずに法律書類を作成したりする行為は犯罪です。

それでは行政書士試験とはどういった試験なのでしょうか。

行政書士試験の受験資格に特に制限はなく、
毎年11月の第2日曜日に、全国47都道府県で行われます。
試験科目は法令科目として憲法、民法、行政法、
商法、基礎法学が、一般知識として政治・経済・社会、
情報通信・個人情報保護、文章理解、行政書士法、
戸籍法、住民基本台帳法、労働法、税法があります。
出題形式は5つの選択肢から1つを選んで
マークシートに記入する択一式問題と
法令科目のみ40字程度の記述式問題の組み合わせです。
合格基準は問題の難易度によって多少変わってきますが、
基本的には全体で60%以上の得点をとり、加えて
法令科目で50%、一般知識で40%の得点をとることが基準です。
問題の難化や受験者数の増加によって
かつてに比べると合格率は極めて低いです。
年度によっても違いますがほとんどが5%を切っています。

いずれの資格もそう簡単に得られるものではありませんが、
行政書士はやりがいのある魅力的な職業です。
各参考書や資格講座をうまく利用して頑張ってください。

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