行政書士と弁護士や司法書士の仕事には
共通したり似通っている点がいくつかあります。
そのためよくこれらの職業の業務と
行政書士の業務が混同されがちです。
ここでは具体的に、それらの職業と
行政書士の違いについて説明したいと思います。

まず、弁護士と行政書士との違いですが、
行政書士が行う仕事のほとんどが
弁護士も行える仕事だと言えます。
行政書士には弁護士のように裁判で
弁護することは出来ないので、オールマイティに
受け付けてくれるのは弁護士だと言えるでしょう。

ただ、弁護士はその人にもよりますが
行政書士と比べて報酬がかなり高いのがほとんどです。
ですので、裁判が起きるような争いの無い状況なら
行政書士に依頼した方が経済的です。
逆に裁判が起きる可能性があるのなら、
最初から弁護士に依頼しておいたほうが
二度手間にならずに済みます。

次に、司法書士と行政書士との違いです。

司法書士とは、登記などの
裁判局や法務局への書類を作成するプロです。
それに対して行政書士は役所や人と人との
私的な問題に関する書類を作成するプロです。つまり、
庁や役所に届ける民間の書類を作成するのは行政書士、
裁判所や法務局などに届ける法的な書類を
作成するのは司法書士ということになります。